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専門医が教える!本当にやるべき薄毛・抜け毛対策

2019.08.31

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専門医が教える!本当にやるべき薄毛・抜け毛対策

「髪の分け目が薄くなった気がする」「抜け毛が多い気がする」――。薄毛や抜け毛に悩み、さまざまな対策を実践していても、「本当に効いているのかわからない」と不安になること、ありますよね。

そこで今回は、アンファー株式会社と西川が新たに共同開発した薄毛・抜け毛対策用タオルの監修者である、頭髪の専門医にインタビュー!育毛や発毛にまつわるウソ・ホントから、今日から始められる薄毛・抜け毛対策まで、頭髪の医学だけでなく、アンチエイジングの医学も専門とする「Dクリニック東京」院長・浜中聡子先生にお話を伺いました。

浜中聡子 先生

医学博士/「Dクリニック東京」院長

浜中聡子 先生

「女性の精神のためには“前向きに年齢を重ねていく”こと」との思いから、米国抗加齢医学会専門医、国際アンチエイジング医学会専門医など数々の資格を取得。「健康と美の調和」をコンセプトに、加齢による身体機能低下や生活習慣病、また髪や肌の悩みの治療・指導に従事。『髪をあきらめない人は、3つの生活習慣をもっている:専門医が教える、髪のエイジング対策法』(学研プラス)をはじめ、著書も多数。

 

「女性の精神のためには“前向きに年齢を重ねていく”こと」との思いから、米国抗加齢医学会専門医、国際アンチエイジング医学会専門医など数々の資格を取得。「健康と美の調和」をコンセプトに、加齢による身体機能低下や生活習慣病、また髪や肌の悩みの治療・指導に従事。『髪をあきらめない人は、3つの生活習慣をもっている:専門医が教える、髪のエイジング対策法』(学研プラス)をはじめ、著書も多数。

 

男女差はあるの?薄毛・抜け毛を引き起こす原因とは

医学博士/「Dクリニック東京」院長

――浜中先生の専門分野である薄毛・抜け毛。そもそもの原因は、何なのでしょう?

加齢とともに頭皮の血流量が落ちること、そして女性ホルモンの分泌量が減ることですね。ストレスを抱えているとか、飲酒や喫煙の量が多いとか、女性の場合、甲状腺をはじめとする婦人科系疾患を患っているとか…人によってさまざまな原因を挙げることもできますが、薄毛・抜け毛の2大要因は、頭皮の血流量低下と女性ホルモンの減少です。

 

――すると、薄毛・抜け毛の進行には、男女差があるのでしょうか?

女性ホルモンの減少を原因とする場合には、女性に強く影響が出ますね。薄毛・抜け毛というと、男性に多い悩みと思われがちですが、そんなことはありません。女性にはロングヘアの方も多く、ぱっと見ではわかりづらいだけ。それだけに、悩みを打ち明けにくいという側面もあるのでしょう。いずれにせよ、薄毛・抜け毛に悩む女性は、たくさん、いらっしゃるんですよ。

 

過剰な頭皮マッサージが円形脱毛を引き起こすことも!?

――薄毛・抜け毛対策として、いろいろな情報が出回っていますが、なかには間違った方法もあると聞きます。

ちまたで聞かれる対策の多くが「間違ってはいないけれど、それじゃ、どうにもならないよ」という情報です。たとえば、「黒い食品をたくさん食べる」という対策法。ワカメや海苔、ヒジキといった黒い食品に豊富なミネラルは、たしかに毛髪の育成に必要な成分です。でも、髪の主原料はタンパク質。ミネラルだけを一生懸命に摂取したところで、直接的な効果は得られません。

それに洗髪の回数についても、誤解されていることが多いですね。「髪を洗う回数を減らせば、抜け毛が減る」というのは、残念ながら間違い。1日に1回のシャンプーを2日に1回、3日に1回にしたところで、2倍、3倍の量が抜けるだけです。反対に1日に2回、3回と洗髪するのもオススメできませんね。1日に何度も髪を洗う方は、頭皮のベタつきが気になるのだと思います。しかし必要以上に頭皮の脂を取ると、かえって皮脂の過剰分泌が起こり、頭皮環境を悪化させてしまうんです。

 

――頭皮のマッサージについては、いかがでしょう?薄毛・抜け毛対策のなかでも、特に知られた方法のように思います。

たしかに頭皮のマッサージをすると、直後の5〜10分くらいは血流が改善されると思いますが、あくまでも数分程度の話です。毛髪が生えるまでに改善されるかというと、それは難しい。ただ、頭皮マッサージは気持ち良いですよね。リラクゼーションやストレス解消の一貫としては、ありだと思います。

とはいえ気をつけてほしいのが、力任せのマッサージはしないこと。ブラシなどのアイテムを使うなら、頭皮マッサージの専用器具を使うのがオススメです。実は私の患者さんにも、頭にあるツボをマッサージしすぎたあまり、ツボの部分が円形脱毛になってしまった方がいます。力任せのマッサージは頭皮を傷付け、薄毛・抜け毛を進行させる恐れがあるため、要注意です。

 

灯台もと暗し!?専門医が勧める本当の薄毛・抜け毛対策

専門医が勧める本当の薄毛・抜け毛対策

――では、薄毛・抜け毛を改善するには、どのような対策をすべきなのでしょうか?

きちんと睡眠をとり、高タンパク・低脂肪な食生活を送ること!これに尽きます。特に食生活に関しては、「黒い食品をたくさん食べる」といった迷信にもつながる話ですね。毛髪の原料であるタンパク質をしっかりと摂取し、同時に、育毛に必要なミネラルやビタミンもきちんと摂取する。つまりは規則正しい生活、そして食習慣を身につけることが薄毛・抜け毛対策の大前提であり、効果的な方法です。

 

また洗髪に関しては、回数ではなく、シャンプーに着目してください。自分の髪に適したシャンプーなのかを見極めるポイントは、髪を洗った直後、翌朝、そしてもっともベタつきが気になる翌日の夕方です。この3つのタイミングすべてで頭皮に不快感がなければ、ご自身に合ったシャンプーを使えている証拠。反対に不快感があるなら、合っていない証拠です。ご自身の感覚を頼りに、自分に適したシャンプーを見つけてください。

 

――ちなみに生活スタイルにより、夜ではなく朝、出かける前にシャンプーをする方も少なくありません。朝シャンは髪に悪い影響を与えないのか、気になります。

たしかに「夜、寝る前の洗髪が理想的」という話もありますが、私自身は、朝シャンを否定しません。しかし、朝の忙しい時間帯に髪を洗い、タオルドライもままならないうちに出かけてしまっては、薄毛・抜け毛につながります。慌ただしい朝でも、髪を乾かすだけの余裕を持つこと!これが朝シャンをする条件です。

 

毎日のタオルドライで意識したい、2つの大切なこと

毎日のタオルドライで意識したいこと

――浜中先生には、薄毛・抜け毛に悩む方に向けたタオルを監修いただきました。きちんと髪を乾かすことが、なぜ、薄毛・抜け毛対策になるのでしょうか?

濡れたままの髪に覆われた頭皮は、湿度の高い状態になりますよね。すると頭皮の常在菌が、うようよと繁殖を始めます。常在菌とは文字どおり、常に人のカラダにいる菌のこと。本来であれば、悪さをするような菌ではありませんが、これが過剰に繁殖すると話は別です。頭皮に悪影響を与え、薄毛・抜け毛につながります。

髪全体はもちろん、頭皮の水分まできちんとタオルドライすることが常在菌の過剰繁殖を抑えますが、髪の拭き方にもコツがあります。濡れた髪の毛は摩擦による刺激に弱いため、優しく水分を拭き取ることが大切。髪の摩擦は切れ毛の原因となり、全体のボリュームダウンを引き起こしてしまうんですよ。

 

――なるほど!頭皮の水分まできちんと取ること、水分を取る際には優しくタオルドライすること。この2つが重要というわけですね。

そのとおりです!監修したタオルをリバーシブルにしたのも、その2つに理由があります。パイルがふんわり隆起したタオル面は、頭皮の水分を拭き取るのに最適。そして、さらさらとしたガーゼ面を使えば、髪に過度な摩擦を与えることなくタオルドライができます。

タオルドライの見直し

「タオルドライのたびに髪が抜けてしまうんじゃないか?」と、不安を抱える方もいますが、髪を正しく乾かすことは、健康な毛髪や頭皮環境に直結します。ぜひ、生活習慣や食生活の見直しとともに、タオルドライの見直しも行ってみてください。

 

■今回のタオルはコレ!

アンファー スムースタオル>2,500円+税

薄毛・抜け毛対策用のタオル

アンファー株式会社と西川が共同開発した薄毛・抜け毛対策用のタオル。浜中先生監修のもと、高吸水のパイル地と低摩擦のガーゼ地の2way仕様で頭皮と髪にやさしいタオルに仕上げました。

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