ワンオペ育児の難関!元保育士・ゆうきパパさんから教わる、子どもと楽しくお風呂に入る方法
2023.09.01
使う「まだお風呂に入りたくない!」「顔が水に濡れるのがイヤ!」などなど、ワンオペ育児の悩みの1つに、「子どもとの入浴」があります。なんとか浴室に入ってくれたとしても、顔が水に濡れるのを嫌がったり、頭を洗うのを嫌がったり、お父さんとお母さんの苦労は続きます。
そこで今回は、元保育士で一児の父でもあるゆうきパパさんに、「子どもと楽しく入浴する方法」を伺いました。また、「お風呂上がりにぴったりのタオル」をゆうきパパさんが厳選してご紹介!育児に奮闘中のお父さんお母さん、ぜひ参考にしてみくださいね。
ゆうきパパさん
元保育士で一児の父。保育士&パパ目線での気づきを発信し、子育てに関わるさまざまな活動を行う。Instagramのフォロワー数は6.6万人。(@hoikushipapa)
元保育士で一児の父。保育士&パパ目線での気づきを発信し、子育てに関わるさまざまな活動を行う。Instagramのフォロワー数は6.6万人。(@hoikushipapa)
「お風呂が楽しい!」と思ってもらうための工夫を取り入れて
――保育士時代、お父さん、お母さんはどのような悩みを抱えられていましたか?
「夜寝てくれない」「偏食がひどい」などさまざまでしたが、その1つに「お風呂に入りたがらない」という悩みを抱えるお父さん、お母さんもいらっしゃいました。そもそも、「お風呂が好き」という子どもはいないと言ってもいいでしょう。なぜなら、子どもは「お風呂に入る必要性」を感じていないからです。
お腹が空いたら「ご飯を食べたい」、眠くなったら「寝たい」という気持ちが自然と湧きますが、お風呂については「面倒臭い」だけ。だからこそ、「お風呂=楽しい」と思ってもらうためのきっかけ作りが必要だと思っています。
――「お風呂は楽しい!」と思わせるための、おすすめの方法はありますか?
おもちゃや水鉄砲などをお風呂に持ち込み、お風呂での楽しみを作ってあげましょう。水風船やシャボン玉をお風呂で楽しんだりしても良いと思います。
お風呂に入るときは「お風呂に入ろう」ではなく、「シャボン玉で遊ぼう」など、「楽しいこと」をイメージさせる声がけがおすすめです。
また、お風呂のおもちゃは定期的に変えてあげると飽きずに楽しむことができますよ。高価なものでなくてもOK。氷をコップに入れてお風呂に持ち込み、溶ける様子を観察しても良いですし、普段リビングなどで遊んでいるおもちゃをお風呂に持ち込むのも◎。おもちゃ箱の中から「1つ選んでね」と選ばせてあげても良いと思います。
――お風呂を「遊びの場所」として捉えてもらうことが、うまくお風呂に入れるポイントですね。
他にも、「どっちが早く洋服を脱げるかな!?」と、服ぬぎ競争をしてみるのも子どものやる気がアップ。大人に勝てると次の日もまた競争したいと思ってくれるので、必ず大人が負けてあげてくださいね。また、どうしてもいうことを聞いてくれない場合は、「お風呂に入ったらアイスを食べよう」など、特別感のあるお風呂後の楽しみを作るのもおすすめです。
また、「入浴剤を入れる」とか、「親の背中を洗ってもらう」などの「子どものミッション・役割」を作るのも効果的。3歳くらいになると、役割を与えることで目的が明確になり、意欲的に行動できるようになります。
徐々に苦手を克服していく子どもを「スモールステップ」の精神で見守って
――「顔に水がかかるのが苦手」という子どもは、どのようなステップで水に慣れさせていけば良いのでしょうか?
水に慣れるスピードは、子どもによってそれぞれ。徐々に克服していけるので、焦らずに対応していけば良いと思います。顔に水がかかるのを嫌がるなら、頭を洗う時にガーゼタオルで顔をガードしてあげたり、シャンプーハットを使ったりしても良いと思います。
湯船に入るのが苦手なら、シャワーだけでもいいですし、顔をしっかり洗えなくても、濡れタオルで拭いてあげればOK。完璧を求めると、子どもはますます嫌がりますし、親も疲れてしまいます。「ある程度でOK」という心持ちでいることが大切です。
ーーなるほど。おおらかな気持ちでいることも大切なんですね。
お風呂が苦手な子どもとスムーズにお風呂に入るには「お風呂の何が嫌か」を探ることもポイント。「熱いお湯が嫌」「シャワーが嫌」など具体的な苦手ポイントがわかれば、対策も明確になりますよね。問いかけをするタイミングは、お風呂に入る直前ではなく、落ち着いているときがベスト。子どもが遊んでいる途中に話してしまうと、おもちゃに意識が向いてしまうのでしっかりと聞くことができません。私の場合、大事な話をするときは、子どもを自転車に乗せて移動している最中にすることが多いです。
子どもの意識が「どこ」に向いているかを見極め、会話に集中できる環境で聞いてみてあげてください。また、子どもはその時の気分で答えを変えることも珍しくありません。1回の問いかけで終わらせず、日を開けて、何回かやりとりを繰り返して探るようにしてみてください。
――子どもが大きくなると、「そろそろ自分で体を洗ってほしい」という思いも。「自分で体を洗う」ように促す方法はありますか?
「絵本」で読み聞かせをしてから行動に移すと効果的です。お風呂をテーマにした絵本は多くあるので、事前に見せておくと「真似してみたい」と興味が高まり、意欲に繋がります。
洗うときは「泡たっぷり」もポイント。たっぷりふわふわの泡で洗った方が、子どもは「楽しい!」と感じるはず。「自分で洗えるの!?すごーい!」と最初に褒めてあげると、モチベーションも上がり、「洗ってみようかな」という気持ちになるのではないでしょうか。
親に指摘をされるとやる気をなくす子もいますので、洗い出したら「親は口出ししすぎない」ように。さりげなくサポートしてあげるくらいで良いでしょう。洗えていない場所があってもとにかくスモールステップで、見守りの姿勢を心がけましょう!
子育て目線でセレクト!子どもと一緒に使いたい西川タオル4選
――子どもと一緒にお風呂に入る時に使いたいタオルを4種類選んでいただきました! それぞれ、どのような特徴を重視されたのでしょうか。
(1)<HAREYAKA TOWEL>スリムバスタオル
お風呂上がりでテンションが上がった子どもを思うように拭けず、濡れた状態でリビングに行ってしまうことも多いと思います。このタオルは吸水性に優れているので、当てるだけでしっかり拭くことができてお互いストレスフリーです。
また子どもが自分で体を拭けるようになってきたら、「大きすぎないサイズのタオル」を選んであげてほしいです。
子どもはタオルを手に持ったまま動き回るため、大きすぎるタオルだと、足に引っかかって転倒する可能性もあります。「首にかけた時に下につかない長さ」のものを選んで欲しいのですが、このタオルはサイズ感がちょうど良いので長く使えると思います。
また、抗菌防臭効果もあるため、汗っかきのお父さんお母さんでも安心。子どものことを優先して、タオルをしばらく放置したり首にかけっぱなしにしたりしても、臭くなりにくいのは嬉しいポイントです。
紹介したタオル
(2)<ぱすたお>
子どもは「かぶりもの」が大好き。ユニークなデザインが子どもの興味を高めてくれるので、お風呂上がりに<ぱすたお>をかぶらせてあげても良いですね。
一緒に使えば大人も子どもも髪を乾かす時間を短縮できますし、子どもも楽しめます。「お風呂に入ったら一緒に<ぱすたお>をかぶろう!」というやり取りが、お風呂に入るきっかけにつながるかもしれません。
紹介したタオル
(3)<newmine> 髪にやさしいタオル セミロングヘアー用
こちらも吸水性に優れたタオルでおすすめですね。凹凸構造で素早く吸水してくれるので、子育てをしているとついつい自分のことを後回しにしてしまいがちな忙しいご両親の髪を労われるのも◎。髪の長さに合わせてサイズを選べるのも嬉しいですね。
※サイズ展開
ショートヘアー用 34×70cm
セミロングヘア―用 34×90cm
ロングヘア―用 34×120cm
紹介したタオル
(4)<しあわせの今治ガーゼ> ミニタオル
顔に水がかかるのを嫌がる子どもにぴったりだと思ってセレクトしました。ガーゼ生地は肌触りも良く、乾きやすさもあるため、お風呂でも活用しやすいと思います。無撚糸を使用したふわふわのパイル面と使い分けができるのも嬉しいポイントです。
紹介したタオル
子どもと楽しくお風呂に入るための、素敵なアドバイスをありがとうございました! タオル選びのポイントも意識して、親子で素敵なバスタイムを過ごしてみてはいかがでしょうか。
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Photo | Kenichi Sasaki
Text | Yuka Sato